『01 魔術師』『09 恋人』『13 死』を描く

何だかドラマのドロドロ劇みたいなタイトルになっていますが
タロットの絵型制作のことを記してます。

このタロットの絵型 特に『13 死』を描き始めた頃
代々木忠 氏のブログ『週刊代々木忠』の
或る記事のことをふと思い出しました。
それは2017年4月14日アップの内容
『死とオーガズム』について記されています。
女性たちの体験も興味深かったのですが、
氏の極道時代に遭遇した死にかけた体験・
ヤキを入れられた時の様子が印象的だったのです。
特に痛みの先の多幸感についてのくだりが
何だか気になっていて
それから、なんとなくそのイメージに乗っかり
描いたのが『13 死』です。
死の経験はないので
この完成絵型もイメージのひとつでしかありませんが^^;
差し迫る恐怖や苦痛の後に来る
物凄い気持ち良さなどを表現しました。
プリント生地用絵型なのに…
まぁしかし説明しないとそんな風には見えませんね。

更に描き進めると
『13 死』と合わせて『01 魔術師』『09 恋人』を
物語の流れのように配置するのも面白いかなと
ここからは私の思いつきで
上の画像のような仕上がりになりました。
各カードのモチーフを単体で
使用することもできますが
このように統合させて
別パターンの絵柄に使えた方が
用途が広がりますからね。

カードの『13 死』に描かれた青年は朦朧とする中
「そういえばあの時の女よかったなぁ」みたいな
過去の思い出がぼんやりと浮かんで…
『09 恋人』の絵のあたりがその回想シーンで(笑)、
更に下部の『01 魔術師』のあたりは、
努力と経験、才能開花で人生絶頂期の頃を
思い出したり…「あの頃はよかったな…」みたいな。

抗えない恐怖『死』にもがいていると
きっと最後は神聖さと同時に、どえらい『欲』とか
『楽しかった想い出』『未練』なんかも
ごっちゃになって湧いてきそうな気がします。(状況にもよるでしょうけど)
そんな或るヒトの生死の一コマを描いてみました。

こんな仕上がりの絵型ですが
鹿峠のカットソーやショールに使用しています。

ハンドメイドマーケットプレイスCreema内の
web shopにて販売しています。
是非ごらんください


※補足とご注意
この絵型3点を画像のように並べる表現はタロットの基本ではなく鹿峠が服飾アイテム用に独自の視点で描いたものです。

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