とにかく脳柄を作ってみたかったのです

数年前の通院がキッカケで『脳柄モチーフを作ってみよう!』と思いついたのですが、脳って以外とスッと描けないものですね。
自身のMRI画像を基に描いてはみるもののラフ画はどう見てもスカシカシパン?サンドダラー?カブトガニ?何というか…海の生き物みたいになるのです。
そのラフ画はここには載せませんが、素人はMRI画像が読めないので基本をおさえた線画を描き起こすのは少し?いやだいぶ難しい事がわかりました。

その難しさを例えるなら、和装の人物画を描く際、反物の生地幅に無知だとドレスのような着物姿を描いてしまい、かなり違和感を放ちますよね。
袖の接ぎ目とか背中心にもちゃんと接ぎ目があるか等。それに似た違和感をなるべく与えないよう基本の位置やバランスは抑えようと頑張ってみたわけです。

ゆるい画風でごまかせば脳モチーフは描けたかもしれませんが、私が求めている脳モチーフは臓器や器官に詳しい方が見ても脳画と気付いてもらえるレベルで、更にそれらがグロテスクにならず装飾性があり美しくデフォルメされていること。

と…そんな風にイメージを膨らませていたら結局手に負えなくなくなり医療に従事されている方にアドバイスを求め完成したのが2019_2020脳柄シリーズです。

実はこの脳柄。本当は私が描くのではなく医療に従事されている方に直接依頼し描いていただこうと企画していまして、その件は只今進行中です。
先方は多忙のため完成まで時間を要すると思いますので、その間にこちらも新柄をもう少し増やしていく予定です。

★2019_2020の脳柄シリーズは日傘、タイツ、エコバッグ、Tシャツなどで展開中で、ネットショップにて発売しています。
ご興味のある方は是非ご覧くださいね。

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