一昔前ならムダ毛を覆うアイテムのひとつがタイツでしたが、あえて植毛を施し『いつもと違う肌』を洋服をまとう感覚で愉しんでいただけたらと考えデザインしたのがこちらです。

タロットの小アルカナ・ナイト(Knight)をメインモチーフにしたショールです。鹿峠独自の構図のため人物の髪色、向き、装束、（相棒の馬はドラゴンに差し替わった）などは基本の絵柄とは少し違います。あくまで服飾小物向けのモチーフとして描いています。

タロットカードのmajor arcana 0番〜21番をモチーフに22種類の絵型をショール全体に配置しています。正確には枠付きカードタイプの絵柄22枚と、切り抜きタイプの絵型22枚、中央に配置した生命の木のモチーフ1枚の計45枚の絵型をコラージュして構成しています。

植毛刺繍の図案は絵本の挿絵風が殆どですが、それぞれの図柄にストーリー展開やその先にオチがあるわけでなく、さしずめ、これらの図柄の中で最もドラマチックな部分はと言えば植毛刺繍でゆらゆらと変化する
『ゆるふわ男子』たちの頭部だと思います。

タロットカードのmajor arcana 0番〜21番をモチーフに22種類の絵型をワンピースのスカート部分に配置しています。
基本のカードの絵柄のままではつまらないので、オリジナルで描きおこしプリント生地を刷りワンピースに仕立てました。上部の黒い生地はヴィンテージサテンでジャガード素材のようなテクスチャ

鹿峠のモノ作りで大切にしている事は、可愛い・カッコいい・美しいの3要素の何れかを作品に盛り込むことなんですが、モチーフによっては世の男性陣を敵に回すような構図や表現のモノがあるかもしれません。

タロットの小アルカナ・キング(King)をメインモチーフにしたショールです。鹿峠独自の構図のため描かれた人物の髪色、向き、装束などは基本の絵柄とは少し違います。あくまで服飾小物向けのモチーフとして描いています。
この4人のモチーフだけでは少し物足りないので、大アルカナカード22枚も中央にちりばめました。

ゆるふわ男子モチーフは植毛刺繍を施す都合、毛髪部分を若干控えめに描いています。
それは刺繍の魅力と自然な髪の流れを表現するうえで大切な要素なのです。

タロットカードの基本絵柄のままではつまらないので、オリジナルで描きおこしプリント生地製作後ブルゾンに仕立てました。
人物の絵柄の毛髪部分には所々絹糸で植毛刺繍を施しています。

ゆるふわ男子柄と記しましたが実はタロットの小アルカナのキングをイメージして各モチーフを描きました。
その絵型を身頃にデジタルプリントし、更にフリー刺繍を施しています。

服をまとうように植毛タイツに脚を通す…。
もしかしたら違う生き物になった気分を味わえるかもしれません。

タロットの小アルカナの内のコートカード、ペイジ(Page)・ナイト(Knight)・クィーン(Queen)・キング(King)をモチーフにしたショールです。

鹿峠のプリント生地などで使用している定番モチーフのひとつ『ゆるふわ男子』を植毛刺繍用の図案に取り入れてみました。